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ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第32番 [ピアノ]

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ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 作品111

自分が人生の最後に弾きたいと思っている作品です。
初めて聴いたときから全く別の世界にいるような印象を受けました。
24歳でこの作品を演奏することができ、前世というものがあるなら今回の人生でも必然的に出逢うことになっていたと思います。

第1楽章では、ベートーヴェンがここへたどり付くまでの苦悩が、音の端々から痛いほど聴こえてきます。革新し続けたピアノ・ソナタの終着点であり、人間という存在がここまでのことを成し得るには神の存在が必要かもしれません。
フーガが重なり合い、歯を食いしばりながら葛藤し、声も出ないほどの苦痛にさいなまれているようです。

第2楽章は穏やかな神の光が差し込んでくる景色は形容しようがありません。
世界中の全ての苦しみを拭い去ってくれると思うのは言い過ぎでしょうか。。。
最後の音が消え、訪れる静寂は生死を超越した存在に感じ、天に帰っていく光の筋が永遠の平穏をもたらしてくれます。

言葉ではうまく言い表せないですね。。。


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